


龍八製作所では、建機車両向けの重要保安部品を一貫生産しています。
製品の加工から出荷まで、各工程を徹底管理し、高品質・短納期・低コストを実現。
ここでは、当社の製造プロセスをご紹介します。
熟練の溶接技術が生み出す高品質
建機車両の重要保安部品には、高強度かつ耐久性のある溶接が求められます。薄板から厚板、様々な溶接脚長に応じた最適な溶接方法を採用。熟練の溶接技術者や高精度の溶接ロボットが、厳格な品質管理のもとで作業を行い、高い強度と均一な仕上がりを実現します。特殊な溶接技術が求められる部品にも対応しています。
高精度な技術で多様な形状に対応
溶接加工を行った製缶品に対して、マシニングセンタやNC旋盤を用いて、精度の高い部品加工を行います。複雑な形状や高精度が求められる部品には自社製作の治具を使って対応。小物から大物までサイズの区別なく、多種多様な機械加工を実施します。建機車両に求められる厳しい図面公差を満たすため、熟練の技術者が細部まで丁寧に仕上げています。
溶接加工後の部品に対し、マシニングセンタによる精密加工を行います。多軸加工機を使用し、高い再現性と精度を確保します。図面要求に応じた多様な加工が可能であり、建機車両に求められる複雑な部品にも対応しています。
円筒形状の部品に関しては、旋盤加工を行います。NC旋盤を活用し、均一な仕上がりと高精度な加工を実現。重要な機能部品の製作に欠かせない工程です。
高精度なレーザー加工で迅速対応
レーザー切断機を用いてスピーディーに、SS400や高張力鋼といった素材を最新ネスティングソフトにより高歩留まり切断。高精度な加工で切断面を整えることにより、後工程の効率化と品質向上を実現しています。
精密な曲げ加工で寸法精度を保証
切断した部品には、CNCプレスブレーキで高精度な曲げ加工を施します。素材に応じて専用の型を使用することで精度を向上させ、寸法誤差を最小限に抑えた部品を製作。効率的な生産が可能となります。
外観品質を高める仕上げ技術
ショットブラスト
製缶部品の表面に、1800Φのテーブルショットや大型の手吹きショットを使って研磨材を吹き付け、黒皮を除去。塗装やコーティングの密着性を高めます。
塗装
ショットブラスト後、脱脂、乾燥を入念に行います。酸化皮膜をしっかりと落とした後、適切な手法を選んで塗装し、防錆・耐候性を確保。長期間の使用に耐えられる品質を実現します。
厳格な品質管理で高い信頼性を確保
各工程内検査を行った製品について、さらに寸法、外観、溶接部の脚長などを全品検査し、図面通りの製品になっていることを確認します。精密な測定機器で品質基準をクリアした部品を出荷します
迅速な荷造りと配送で短納期を実現
厳格な品質チェックを経た製品は、迅速に荷造り・配送され、短納期でお客様の元にお届けします。関東地方全域については自社便で対応可能です。
溶接治具、機械加工の治具、検査治具など、あらゆる工程で使用する治具を社内で製作することが可能です。
各部品専用に設計された治具を使用することで、製品精度の確保、工数低減、品質不良の削減など、様々なメリットがあります。